本校のNIE活動が河北新報に紹介されました

 

本校では世の中に対する興味や関心を高め、新聞記事の要約を通して文章力を養うことを目的とした「朝新聞」活動や、平和学習を目的の一つとする長崎校外研修旅行のまとめとしての「長崎新聞」作成を通し、長年にわたってNIE活動を行ってきている。

指定校1年目の2015年は、各教室に新聞を配布できるという環境を生かして、終礼時に日直の生徒が興味関心に沿って新聞記事を選び、感想をまとめたシートをクラスで発表するという取り組みを全学年で実施した。2年目は、学外活動への積極的な参加を目標に掲げて、河北新報社主催の新聞記事コンクールに全校生徒で参加した。また2、3年生は生活班(5、6人編成)ごとに新聞記事紹介をリレーノート形式で行った。

長崎新聞作成は、2年次の河北新報社への職場訪問に始まり、長崎の調べ学習、河北新報社による出前授業1(新聞活用講座)、平和学習のDVD鑑賞、3年次の事前学習としての長崎リポート作成、出前授業2(取材について学ぼう)、平和宣言の取り組み、出前授業3(長崎新聞をつくろう)というカリキュラムによって行っている。

1年以上にわたって継続してきた平和学習の成果を、最後に生徒自身が記者となり、編集者となって新聞を発行する形式でまとめるのである。

NIE活動を通し、生徒からは「新聞やニュースに関心を持つようになった」「いろいろな視点で物事を見ることができるようになった」「世の中の出来事を自分自身の問題として考えるようになった」といった声が聞かれた。新聞紹介の仕方は回数を重ねるごとにうまくなっていき、継続して取り組むことで大きく成長することを実感させられた。

新聞記事コンクールでは、受賞した生徒が自信や喜びとなることはもちろん、他の生徒にとって身近な目標となることも大きい。

長崎新聞の記事からは、被爆地長崎で被爆講話を聴き、お互いに感想を分かち合う活動を通して一人一人しっかり心に刻まれるのであろう、「自らが平和を築く者として、主体的に社会に参画していくのだ」という強い決意が伝わってくる。本年度の長崎新聞の完成をとても楽しみにしている。

(宮城学院中教諭・丸山仁)

出典 河北新報 2017年(平成29年)11月7日(火曜日) 20面