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中3 長崎校外研修旅行

2011年11月9日更新

[ 中3学年便りより ]
 三泊四日の長崎校外研修旅行から帰ってきて一週間がたちました。「目的を意識して出発しよう」という結団式の言葉で始まった校外研修旅行。長距離の移動を経て、予定したプログラムをすべて行うことができました。平和公園で行われた平和式典。その中で読まれた平和宣言。下平先生の被爆体験講話。原爆資料館の見学。感じたことを伝えあう「分かち合いの会」。活水女子大学での礼拝・・・。それらすべてが、つながりをもってひとつに結ばれていく思いがしました。旅行の中で多くの人と言葉に出会いました。「知らないことは損です。まず知ることです。」「死ぬにも生きるにも勇気がいる。私は生きる勇気を選びました。」(長崎原爆遺族会顧問 下平先生)、「長崎はキリスト教が根付いた土地。ここには祈りに支えられた平和への願いがあり、“祈りの長崎”と呼ばれる。」「自然に平和が保たれるのではありません。自分を十字架につける苦しみを経て被爆体験の証言を続ける方々には、それ以上の強い思い、強い意志があるのです。」(活水学院宗教主任 二瓶先生)。みなさんはどんな言葉が心に残っていますか。誰もが、4日間を通して“平和の尊さとそれを実現する重み”を受けとめたと思います。平和を実現するにはどうしたらよいか?その答えを真剣に考え、“感想を分かち合う会”ではみなさんの中からも言葉が生まれました。「数万人の命が一瞬で消えたのではない。一つ一つの命が数万回消されたのだと思う。」命の重さを感じればこその言葉でしょう。平和宣言で述べられたように「私たちにできることは必ずある」。平和への学びを続けると共に、日常の中に、私たちの普段の交わりの中にできることがないかを見つめていきたいものです。帰りの新幹線の中では、熱心にメモを記している人の姿がありました。この旅が学びの旅であったことの現れだと思います。旅の記憶は、時と共に熟成していきます。時を経て、皆さんの学びがどのような香を放つか楽しみです。

[ 10月4日 ]

仙台駅集合。 今年は新幹線での移動でした。
平和記念像前での平和式典

[ 10月5日 ]

下平作江さんの講話 原爆資料館にて
自主研修 下平さんの話を聞いて、感想の分かち合い

[ 10月6日 ]

活水女子大学での礼拝 活水学院宗教主任 二瓶先生
ハウステンボス

[ 生徒の作文より ]
 校外研修旅行では実際に被爆された下平作江さんからお話しを聞きました。校研にいく前には、原爆が落とされた長崎についての映画を見たり、図書室にある本を読んだりしていたので原爆の恐ろしさはわかったつもりでいました。しかし、被爆者である下平さんの話しは私の想像以上にひどいものでした。

 8月9日、長崎に落とされた一つの爆弾で3万人もの人が亡くなりました。でも、少数ですが下平さんのように生き残った方もいます。しかし、生き残っても生きる希望を失い、自ら電車のレールに飛び込んで死ぬ友達などがいたそうです。その話を聞いて私は大きなショックを受け、同時に、なぜせっかく生き残ったのにその命を自らの手で消してしまったのか疑問に思いました。原爆直後に生きていた子どもたちの両親はみな死んでしまい、食糧や水のない中苦労して生きていたそうです。そして、下平さんの妹さんも自ら命を絶ったということも聞きました。最後の家族であった妹さんをなくしても、今まで自分の力で生きてきた下平さんはすごいと思いました。もし私が下平さんの立場であったら、生きる気力を失い、他の子どもたちと同じ道を選んでいたかもしれません。

 原爆の痛み、苦しみは今も被爆者の方々の体をむしばんでいます。来年もまた下平さんからお話しを聞けるかわかりません。だから、その貴重なお話しを聞いた私たちが原爆の恐ろしさ、戦争のむなしさなど被爆者の方から受け継がれてきたものを語り継がなければならないと思います。今回の校外研修旅行で見聞きしたことを心に留め、有意義な学校生活を送りたいと思います。