
11月5日(土) 中学校合唱コンクールが開かれました。中高講堂には美しいハーモニーが響き渡り、約3週間をかけて、一生懸命に練習してきた成果がどのクラスからも感じ取れ、それぞれの持ち味が現れた個性豊かな響きがありました。審査員の先生方からも、優劣をつけるのが難しかったという講評を頂きました。
コンクール後の3年生の教室で、賞を超えた「価値あるものを得た」という感想がありました。それはきっと、歌を作り上げる過程で築いた友人との結びつき、絆だと想像します。一人一人の努力で得られた信頼する気持ちを、しぼませることなく歩んで欲しいと願っています。
ご家族の皆様にも大勢ご来場いだだきました。おかげをもちまして盛況な会となりました。有難うございました。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
| 合唱曲 | ||
| 中1 梅組: YELL 桜組: 変 萩組: 手紙 |
中2 梅組: 旅立ちの日に 桜組: 予感 萩組: ひとつの朝 |
中3 梅組: 証 桜組: 虹 萩組: 信じる |
[ 中1生徒作文より ]
練習が始まったのは、十月初めでした。あと一ヶ月もあるのだから大丈夫、と思っていました。そして練習が始まりました。いざ、その場に立って、私たちが感じたものは『プレッシャー』でした。クラスの皆をまとめることは、代議員として慣れていたつもりでした。しかし、今回の合唱の練習は、今までのホームルームでの話し合いとは違い、自分が意見を出すことはもちろん、パートリーダーや、他のクラスメイトの意見から良いアイディアを吸収しなければならないこと、それが私たちに与えられた課題なのだと思いました。本当に私が指揮者でよいのだろうか。また本当に私が伴奏者でよいのだろうかと考えました。与えられた課題に追い込まれ、自分たち自身が皆を支えなければならない。私たちが自身を持たなければならない。これは自分たちが一番わかっているはずのことでした。
そんな時、音楽の先生から指導を受けました。そこで教えていただいたことは、「指揮者と伴奏者は絶対、阿吽の呼吸でなければならない。どちらかが自信をなくしたら、どちらかが自信をつけてあげること。その勢いでクラス全体をまとめなければいけない。そうでなければ皆はついてこない。どっちも自信がないのなら、二人で練習を積み重ねなさい。」との言葉でした。私たちは、この時同じ事を考えていたのだと思います。「お互い自分ひとりに自信がないから、一人で練習する。そして自分だけで自信をつける。」けれどもそれでは駄目なのだと気づきました。そして「私たち自身が二人一緒に、同じくらい大きな自信をつけなければならない」ということを、先生からの言葉で学びました。つまり、指揮者、伴奏者として、一人の友だちとしてお互い、同じ思いで、同じ歩幅で歩まなければならないということです。この先生の言葉もあり、私たちは以前より二人で行う練習の時間を増やしました。その練習をする度お互いに注意し合い、一人の友だちとして、支え合いながら自信をつけていくことができました。そして私たち二人の自信に比例し、クラスの皆もだんだんと声を大きくしてくれ、二人の歩幅だけでなく、担任の先生を含めた二十八人全員のクラスメイトの歩幅が合っていくのを感じました。
そして迎えた当日。ホームルームと礼拝が終わり、最後の練習の時間では皆がいつも練習では見せない真剣な表情で練習に取り組みました。そしていよいよ本番。「なんだかとっても変」この歌詞を聴いてもらった時から私たちは本気で、真剣に言葉を伝え始めていました。そして歌い終わり、私たちは練習してきたこと、先生にアドバイスを頂いたこと、それらを思い出しながら、二人一緒に礼をしました。
一年桜組は学年優勝はできませんでしたが、皆涙を流さずに結果を受け止めていました。皆で一緒に同じ歩幅で歩んだこと、そのことが形に残らなくても私の思い出に刻まれたことは、一生かけがえのないものとなっていくと思います