活躍する卒業生
今をいきいきと生きる卒業生に、学生時代の体験談と現在について話を聞きました。

株式会社GRACE 代表取締役
Body studio GRACE 代表
髙橋 麻美
2011年3月卒業
夢に向かって努力し続ける事と
人を大切にする心を学んだ場所
私はバレエダンサーを夢見て、中学から宮城学院に進学しました。ケガをきっかけに正しい体の使い方を伝えたいと考えるようになり、現在はトレーニング指導や体のケアを通じて健康的なライフスタイルを提案しています。宮城学院は、私にとって「夢への第一歩を踏み出した場所」です。バレエと学業を両立させる中で自己管理能力や忍耐力を身につけ、先生方や友人との交流を通じて人を大切にする姿勢を学びました。宮城学院での経験や価値観が今の自分を支えてくれています。

ジョージア工科大学 理学部 化学生化学科
iCOOL所属研究員
伊藤 智莉
2002年3月卒業
アメリカでの生活に活きる
宮城学院の英語教育と隣人愛の精神
英語が苦手だった私が海外の大学へ進学したのは、当たり前に英語が日常にある宮城学院でその面白さに気づいたからです。また、生物班で仲間と共に研究に励んだことは何年経っても忘れられません。現在はアメリカで科学者として、生命の起源を紐解く研究に取り組んでいます。仕事や人間関係で困難に直面することもありますが、多様な人種・価値観の人と隣り合うアメリカでの生活で、スクール・モットーである「神を畏れ、隣人を愛する」という教えの大切さを実感しています。

青山学院大学 国際政治経済学部 国際政治学科
グローバルガバナンスコース在籍
髙木 彩花
2023年3月卒業
大学での学びを支える
英語力とコミュニケーション力
私は大学で主に国際政治学を学んでいます。英語での講義や論文読解、留学生や教授と英語で会話できるのは、宮城学院で培った英語力のおかげです。英語を話すことに抵抗があった私も、誰一人取り残さない授業で英語を楽しく学び、自分のものにすることができました。自発的に発言しやすい授業でコミュニケーション力が磨かれたことも、今の自分につながっています。今後は全て英語で行われるゼミに参加するので、英語力をさらに磨き、国際政治をより深く学んでいきたいです。

医療法人H&B いのうえ歯科クリニック 常勤務医
医療法人優和会 おひさまにこにこ歯科医院 非常勤務医
佐々木 聡子
2013年3月卒業
歯科医師としての自分を形づくる
宮城学院での学びと隣人愛の精神
私にとって宮城学院は、考え方や生き方を確立してくれた大切な場所です。毎朝の礼拝で自分自身と向き合うことで精神的に成長し、様々な行事で友人と協力することでコミュニケーション能力が養われ、自己表現力も向上しました。宮城学院のスクールモットーである「隣人愛」は医療現場の基本となる考え方です。現在は地域の歯科医師として働いていますが、この精神を胸に、どんな境遇の方に対しても愛を持って分け隔てなく接することを意識しています。

国際基督教大学 教養学部
アーツサイエンス学科 2024年3月卒業
袴田 知優
2020年3月卒業
YWCAの活動や礼拝から学んだ
社会に目を向けることの大切さ
私は大学で、主に戦略経営論やマーケティングについて学んでいます。宮城学院では、YWCAでの使命や説教における教えをもとに、自分本位な考えではなく社会に目を向けて学習を進めることができました。これらは、マーケティングを学ぶ上で常に持続可能な社会の実現を念頭に置くという考えにつながっています。大学卒業後は小売業に就職し、宮城学院での学びを活かしながら、環境に優しく人間的に豊かな生活の実現を目指していきたいと思います。

日本経済新聞社 米州総局
記者
佐藤 璃子
2016年3月卒業
新聞記者の仕事にもつながる
自分で考え、言葉にする力
自分を知り個性を伸ばし、ビジョンを明確にすることができた宮城学院は、私にとってただの学び舎を超えた存在です。宮城学院では自分の感想や考えをアウトプットする機会が多くありました。それによってどこに問題の本質があり、それがどのような結果を生むのかを自分で思考し、言葉にする力が身についたと思います。これらは、見聞きした情報の正確性を検証し、分かりやすく正しい日本語で伝えるという新聞記者の仕事に活かされていると感じます。

川敬商店 蔵元・杜氏 川名 由倫 2007年3月卒業
委員会活動を通して学んだ
チームワークの大切さ。
私にとって宮城学院は、「かけがえのない思い出を糧に、“今が最も充実している”と常に感じられるような人生を歩みなさい」と背中を押してくれる存在です。個を尊重しつつもチームとして動く機会が多かったことや、3年間クラス委員を務めた経験から、チームワークを考えて行動することを学びました。今は家業である川敬商店で蔵元兼杜氏として経営に携わっていますが、その学びが仕事への向き合い方に活かされていると感じます。

佐藤法律事務所
弁護士
佐藤 夏海
2010年3月卒業
身に付けた文章力と段取り力が
仕事をする上で大きな財産に。
宮城学院では、宗教行事のたびに感想文を書く機会があり、行事を通して自分が考えたことや感じたことを文書化する能力が自然と身に付きました。また、学習、部活、委員会活動等様々な場面で段取りする力も養われました。現在私は弁護士として民事事件を中心に様々な事件を担当していますが、文章を書くことは重要な仕事の一つでもあります。宮城学院で文章力や段取り力を身に付けられたことは、仕事をする上でとても役立っています。

宮城大学
看護学群看護学類 進学
久光 美菜子
2020年3月卒業
宮城学院での学びを活かした
保健師活動を展開したい。
私は現在、看護師・保健師の国家資格取得に向けて、講義や実習、自己学習に励んでいます。宮城学院では「他者への思いやり」や「多角的に物事を捉える力」を育むことができました。これらは看護ケアへの潜在的ニーズを捉えることや、地域の健康課題と要因を把握しアプローチする上で重要な基盤となっています。大学卒業後は宮城学院での学びを最大限に活かしながら、行政保健師として様々な支援の在り方を模索していきたいと思います。