宮城学院中学校高等学校

学院紹介

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校長あいさつ

神を畏れ、自己と隣人を愛する

宮城学院中学校高等学校 校長 平林 健

宮城学院中学校高等学校
校長 平林 健

宮城学院は1886年、福音主義キリスト教に基づき、アメリカ人宣教師と日本人キリスト者によって創立され、これまで仙台で女子教育の重要な使命を果たしてきました。スクールモットーである「神を畏れ、隣人を愛する」を教育の基本としてこれまで多くの卒業生を送り出してきました。

現在女子校は全国でもわずか6%ほどに減少し、仙台市内でもわずか2校になっています。その中で本校は、今だからこそ女子教育が必要であると痛感しています。内閣府の示すジェンダーギャップ指数で日本は世界の中で下位にあり、アジア諸国の中では最下位にあります。学校の男女共学化により教育分野においてはその差は少ないものの、政治や医療の分野では未だに大きいのが現状です。

私たちは、思春期の多感な時期に女子のみで学校生活を送ることに意味があると考えています。それは異性の目を気にせず生活することにより、飾らない自分、本当の自分の姿を発見できるからです。生徒は早い時期から自分を知り、将来のキャリアに繋げられることが大きな特徴です。また全ての活動を女子のみで行うことでリーダーシップを学びます。これらのことを大切に私たちは、一人ひとりが自ら考え行動し、世界に目を向け互いに支え合うことのできる女性を育てることを使命と考えています。

最近はコロナ禍により、行事や部活動など生徒の活動も制限される中で、失ったものもありますが、反対に得ることも多くあり、生徒の豊かな発想力と深い探究心には目を見張るものがあります。自分を知り、他を認めつつ協働できる環境をこれからも提供し続けていきたいと思います。

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