校長あいさつ
神を畏れ、隣人を愛する

宮城学院中学校高等学校
校長 平林 健
宮城学院は1886年、福音主義キリスト教に基づき、アメリカ人宣教師と日本人キリスト者によって創立され、これまで仙台で女子教育の重要な使命を果たしてきました。スクール・モットーである「神を畏れ、隣人を愛する」を教育の基本として多くの卒業生を送り出してきました。
私たち宮城学院が大切にしていることは「ミッションの発見」。一人ひとりに与えられたミッション(使命)は何か、その気付きのサポートを教育の柱としています。それは、かけがえのない自分に出会い、どんな自分になりたいのかを見つけ出すこと。そして将来の自分を確実にイメージする能力を養い、自分らしく生きることを考え、そのライフデザインをサポートすることです。
中高生時代に「自分らしく」を模索し、自己肯定感を積み重ねる経験が、卒業後も未来の自分へチャレンジし続ける原動力となるのです。将来にわたって自分らしく生きる、そのスタートラインがここ宮城学院です。
昨今、私たちの生活様式は大きく変化し、教育を取り巻く環境も変わってきました。そのような中でも、宮城学院は女子校であることを大切に考えています。女性に備わった資質・能力を見出すこと、またその特性を豊かに育むことが私たちの使命です。創立者の思いは今も変わらず、これまでと同じように、これからもその使命を果たし、世に多くの、グローカルサーバントリーダーを輩出していきます。
- グローカル:「global」と「local」を合わせた造語で、地域性を考慮しながら地球規模の視点で考え、行動すること
- サーバントリーダー:集団の中で奉仕しながら目標を達成できるよう主体的な行動を促すリーダー